義山楼入口の照明は、灯りをともす機能と美がぴったりと寄り添った名品です。これは永年培った技術者の手によって作り出された美術品でもあります。

もう少し離れて見ると…

杉の無垢板の※格天井(ごうてんじょう)ともとてもマッチしています。

※格天井(ごうてんじょう)：４５～９０センチ程度の升目に組まれたデザインの天井のこと。 最も格式の高い天井様式といわれ、有名なお寺や神社、お城の天井に多く使われています。

この灯りの下には以前ご紹介した、ステンドグラス・旧い板ガラスの扉があります。義山楼のガラスとともに各所の灯りにもご注目を。

そして…※碍子（ローゼット）。普段気に留める場所ではありませんが、ここでは絶縁体としての機能と美しさを兼ね備えた碍子もご紹介していきたいと思います。

※碍子(がいし)：電線を支柱などに絶縁固定する陶磁器（または合成樹脂）製の器具。

照明の取り付け台にも注目してご覧ください。